千曲市あんずの里と戸倉上山田温泉の荒砥城跡公園

 

 あんずの花で名高い信州更埴(今では千曲市の一部)のあんずの里へ行きました。生憎当日だけが吹き降りの雨で散々でしたが、苦労して何とか花は撮れました(表紙)、新幹線の上田は大河ドラマ真田丸の本場、真田一色でした、下4枚の上段左が上田駅前の幸村像、同右が上田からしなの電鉄で4駅の戸倉駅改札内、下段左が戸倉駅ホーム、同右が駅前です。

   
   

 駅から歩いて千曲川に架かる大正橋(下の写真上段)を渡り、温泉まで約30分。下段が大正橋を渡って正面突き当りの佐良志奈神社です

   
   

 温泉街を挟んで千曲川の反対側(西側)に聳える標高590m(川からの標高差220m)の荒砥城跡(千曲市城山史跡公園)へ登ります、登るにつれて千曲川と対岸の山々の眺望が開けていきます
 
この城は、標高1252mの冠着山(別名姨捨山)から千曲川に向かって伸びている舌状尾根の突端部分にある要害にあり、1524年頃この地を支配していた村上氏の一族山田氏によって建てられました、その後川中島の合戦など北信濃を巡る武田、上杉の戦で何度も取ったり取られたりした挙句、1584年の落城を最後に廃城となったという波乱の歴史を有する遺跡です。千曲市が平成7年6月に5年の歳月をかけて復原、史跡公園として整備し、平成19年の「風林火山」、同22年の「江〜姫たちの戦国」と二つのNHK大河ドラマのロケ地となったところです

 下10枚の写真、上段左が下の温泉街からも大きく見える長野善光寺別院、同右がその左手に回り込んで右に日本歴史館だったという巨大な廃墟(?)、第2段が頂上近く、史跡公園入口と園内案内板、第3段左が見下ろす善光寺と日本歴史館、同右と第4段左が櫻越しに見る南東上田方面、第4段右が南西側の山、最下段が二の郭入口の門(左)と櫓(右)です

   
   
   
   
   

 櫓に登ると360度のパノラマが楽しめます。先ず下は北方向本郭と冠着山へ続く尾根方面です

 

 下4枚が振り返る二の郭です

   
   

 下に櫓からの東千曲川方向のパノラマを並べます、上段が北側北アルプス・長野方面、下段が南側上田方面で、間の中段が目の下大正橋五反田峰アップです、この日は北アルプスは肉眼ではかすかに見えましたが写真には写りません、こうしてみると北信濃が山々毎に城を築いていた多数の小勢力が、甲斐と越後の大勢力に翻弄されながら生き残りをかけて離合集散していた有様がうかがえます

 
 
 

 下2枚が本郭の建物です

   

 翌日は全国的に大荒れの天気で、折角のあんずの里も散々で、予定していたウォーキングは諦めシャトルバスで展望台往復、ともかく撮った10枚下に並べます、雰囲気は出ていると思います、上段左の人影は偶然同じバスで往復共乗り合わせたした地元朝日テレビの取材クルーです、地元名所の紹介番組だそうですが、よりにもよってこんな天気で残念でしたね

   
   
   
   
   

 最後おまけに、戸倉駅前にある400年以上の歴史を誇るという蔵元坂井名醸の蔵(国の登録文化財)の写真を掲げます、「寶ヶ池正宗」、「雲山」などの銘柄で知られている信州の老舗蔵元です、特に下段右は宝永年間に建てられた宝永蔵です   

   
   
   

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