大雄山道了尊最乗寺奥の院から箱根明神ヶ岳

 

 道了尊で知られる名刹大雄山最乗寺から箱根外輪山明神ヶ岳(1169m)に登ったことはありますが、奥の院から山頂の西側へ登る裏ルートがあることを知っていたので一度トライしたいと思っていました
 1か月の内雨の降らない日が3日しかないという平成30年9月の貴重な晴れを狙って決行しましたが、ちょうどお寺のお祭り当日でした
 先ず下にスタートの奥の院までの写真を10枚並べます。左上の境内案内図の左上の奥の院(S地点)からスタートして左下の本来の登山口(A地点)に下り、右下のバス停の広場(G地点)で上がりです
 写真上段右の本堂前に登り、左手の階段(第2段左)を登ると結界門に通ずるお供橋です(同右)
 お供橋を渡り結界門をくぐって(第3段左)、右手の階段を上り(同右)、第4段左の大黒堂の左へ回り込むと愈々奥の院への350段もの階段が始まります(第4段右、最下段左)、休み休み登って漸く奥の院に辿り着きます(最下段右)。でもこれはホンのスタートに過ぎません

   
   
   
   
   

 奥の院の右手から裏へ回り込み、道に出たら左に登って行くと間もなく明神ヶ岳への登り口です(下6枚の写真上段左)。コースタイム140分となっていますが、ほぼたっぷりと思った方が安全です。ここから約20分で上段右の鉄塔、さらに20分で中段左、足柄林道を渡り、同右、下段左右のような樹林帯の中の道を登り、約30分で下段右の作業道分岐、ここを左へ急斜面を登ります

   
   
   

 樹林が広葉樹に変わり、木の間越しに見える近くの山が同じ高さに見える様になって、もうすぐかと思うようになってからも延々と続く気が遠くなる様な長い登りの末やっと箱根外輪山の稜線に出ました(すぐ下のパノラマ)。やはり箱根外輪山外側からの登りは長いです。パノラマの下6枚の写真上段左のT字路から右手(北西から西)側が前にも行った矢倉沢峠、金時山方向ですが、左手(南東側)の山頂までは僅か10分、のんびり写真撮りながら行きます
 上段右が仙石越しの愛鷹山、中段左が矢倉岳方面、同右以下がガレ場に咲くここの名物フジアザミなど山頂直下のガレ場風景です

 
   
   
   

 以下が山頂風景です、晴れていればパノラマの下1,2段右の金時山の向こうに見えるはずの富士山が見えないのが残念ですが、箱根はよく見えています

 
   
   
   

 富士山が見えなかったのは残念ですが、眺望堪能した後反対側へ下山します
 下6枚の写真上段左が分岐点で右手が明星岳、宮城野方面ですが、こちらは左へ急斜面を下って行きます、最乗寺までコースタイム90分となっていますがこれが大間違いでした
 上段右と中段左が名残の箱根方面、中段右がここへきて初めて見えた相模湾方面です、暫く樹林帯を下って行くと下段左の様にすすきの道の向こうに大山方面が見えてきます。昔リフトがあったので所々その鉄塔の残骸があり、下段右がリフトの下端後です

   
   
   

 70分程でメインルート中間地点の見晴小屋です(下4枚の写真上段左右)、コースタイムではここから下り35分で最乗寺となっていますが、道が荒れていて思いのほか時間がかかり、冒頭境内写真A地点の登山道入口を過ぎてゴールのバス停駐車場(冒頭境内写真G地点)に着くまで55分、結局稜線分岐点から125分とコースタイムを35分もオーバーです

   
   

 メインルートが荒れているので、往路すれ違った地元のおじさんが教えてくれた様に逆回りで登るのが正解だったようです。いずれにしてもこの方面のレパートリーが揃い、きつかったけれどいいウォーキングでした
 
(追記)翌年このルートと前ページのメインルートを結ぶ足柄林道を探検しました。下10枚が奥の院上の登山口(明神ヶ岳140分の道標のところ)から約40分登って渡る足柄林道を左折して、権現沢を渡りメインルートへ出る約15分の林道歩きで、最上段左が明神ヶ岳への登り、同右が奥の院、第2段左が振り返る林道合流、同右が権現沢への下り、第3段左右が権現沢奥権現橋、第4段右奥のカーブを曲がると最下段左右のメインルートとの合流で、左が下り、右が、見晴小屋への登りです

   
   
   
   
   

 1年前でも荒れていて苦労した最下段左からの下りが台風19号でさらに荒れて、一部通行止めになっている程なので、いまやどのルートで上り下りするにせよ、足柄林道と最乗寺の間は奥の院ルートを利用し、両ルートをこの足柄林道でつなぐのが正解です

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