花と若芽の昇仙峡

 4月16,17日甲州路を訪れました 記録的な大雪の影響もあってか例年より春が遅く、標高の高いところではまだ櫻が満開、若芽の淡い新緑と櫻、桃、山つつじ等の花がマッチして 涙が出そうになる素晴らしい風景でした 中央線やバスの車窓からもアッと思う景色が多々ありましたが、写真には撮れず残念です

 このページは昇仙峡の渓谷美ウォーキングと、ややスリルある弥三郎岳の岩場登りをご紹介します 先ず下のアップが櫻越しに仰ぐ昇仙峡のシンボル覚円峰です

 

 幸い午前中1本しかない清川経由という大きく西側を迂回して山奥の方から降りてくるバスに乗れたので、車窓の櫻、つつじを楽しんだ後、ロープウェイからスタートし渓谷を下る、通常と逆のコースを辿りました 先ずはありふれた観光地風の写真で恐縮ですが下6枚上段が仙娥滝駅とその周辺、下段が山頂のパノラマ台駅と展望台周辺です この辺は水晶の産地なので、売店も多く、上段右のような水晶の巨石が所々に飾ってあります

     
     

 上の写真下段左の展望台を背に僅か20分の距離ながらスリル満点の岩登りとなる標高1058mの弥三郎岳へ向かいます ネットで見た「週末山ガール」のサイトで「すべり落ちたら真っ逆さまの石の上だけど・・・ここまでこないともったいないです」とあったのに触発され、今回はこれをメインイベントとしてしっかり装備してきました 下6枚で途中の道(上段左にはスリル満点の登山道です、十分注意との看板があります)と見上げる山頂の雰囲気を味わって下さい

     
     

 鎖や鉄梯子に頼りつつ、慎重の上にも慎重に登って遂に頂上に辿り着きました(下2枚)、聞きしに勝るスリルです、途中で諦めて引き返すグループが多いのに、同年輩の夫婦が後ろから迫ってきたのに少し驚き、感心しました 晴れてはいたものの高温多湿で、名物富士山はおろか遠景の眺望が殆ど効かなかったのは残念です

   

 下りはさらに慎重を要するので、結局往復40分以上かけてパノラマ台駅に戻り、仙娥滝駅に下って、愈々渓谷ウォーキングです 下4枚に仙娥滝と石門を並べます

   
   

 これから約5kmの渓谷遊歩道風景を並べます 先ずは絶景覚円峰と夢の松島です

   

 下6枚が新緑と山つつじです

   
   
   

 上の下段右の「愛のかけ橋」から下流の渓谷には、様々な奇岩があり名前がついています 下の6枚上段左松茸石、右熊石、中段左の山上猿岩、右富士石、下段左ラクダ石、右オットセイ岩だそうです いわれてみればそう見えなくもありませんね 

   
   
   

 途中寄り道や迂回をしながら渓谷美を満喫し、滝から2時間かかって下の写真の昇仙峡口長潭橋に着き、バスで甲府に戻りました、このルートだと所要時間は往きの半分の30分です

   

 30年以上前、確か渡辺美智雄大蔵大臣の時代に女の子がモデルになった国債のポスターのシリーズがあり、キャッチフレーズが「日本っていいですね、私の国ですもの」でした 今度の旅で、車窓からの風景も含め、これを思い出しました 「わが祖国よ、汝はかくも美しきか」

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