目久尻川を遡るアユの群

 ご存知の方は少ないでしょうが、目久尻川は神奈川県中央部小田急相模原駅と相武台前駅の中間相武台団地辺りから流れ出す、全長19kmの相模川左岸中流域では最大の支川です。座間市栗原を下り246バイパスをくぐって海老名市に入り、相鉄かしわ台駅の北側で直角に西に曲がり、大きく言えば相鉄に沿うように流れて伊勢山団地の手前で相鉄をくぐり、伊勢山自然公園を右に見た後、厚木街道を目久尻橋でくぐって綾瀬市に入り、綾瀬浄水場の西蟹が谷公園の下を流れた後藤沢市をかすめて寒川町に入り、宮山駅と寒川神社の間を寒川大橋で横切って、最後寒川駅の南西約1.5km、湘南銀河大橋の上流約0.8kmで相模川へそそぎます。かしわ台駅を回り込んだ下流、両岸に公園が整備されている辺りからは一応川の体をなしていますが、246バイパス辺りから上流はマー「どぶ川」です。
 ところが何と、平成29年7月下旬かしわ台駅北側辺りで、体長10〜20cmぐらいの魚の大群が次々と川を遡っているのを発見しました。散歩していた地元のおじさんに聞いたところやはりアユでした。戦前はウナギも捕れたそうですが、戦後一頃は魚影など見なかったのが、最近また水質が改善して鯉だけでなくアユまでが上ってくるという話でした(相模川に大量に放流しているのでしょう)、ただ「鷺は沢山来るようになったが、人間には臭くてとても食えない」そうです。珍しいのでトピックスとして短いページを作りました。先ず下の2枚は座間駅から歩いて川に下りたところの栗原神社と246バイパスの下にある由来の石碑(要するに良くわからない)です

   

 下6枚が本命アユの写真です、上段が最初の平成29年ですが、肉眼では比較的良く見えたものの、何分水が澄んでいないのと光線が強いため写真映りが悪いので、その後何度かチャレンジ、比較的良く撮れた令和6年8月下旬のを中下段に入れます

   
   
   

 翌年テレビで相模川を遡上する鮎の数が前年の何倍にも増えると報道されたので、少し早いかと思ったが6月最終週に再挑戦して見ました。まだ時期が早いので小ぶりですが、報道の通り沢山いました、中段、釣り人もいますしまだ紫陽花も見頃でした。水の澄んだところで川岸に下りて撮ったので昨年よりは多少はっきり映っています

   
   
   

 以下は川の感じをご紹介します。最上段左がアユの写真を撮った辺り、同右が釣り人「釣れますか?」「ボチボチ」、第2段下流に行くにつれて水が澄んでくる、流れの緩いところには大きな鯉が(左)。第3段以下が海老名市の北部公園地域ですが、最下段右の立派な建物はご多分に漏れず老人健康施設えびな荘です

   
   
   
   
   

 この先下流、相鉄を渡って南下してから相模川に合流するまでの目久尻川中・下流のガイドは次のページにあります

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