住宅地の鷹(雀鷹)(追加有り)

   

  平成16年4月18日多摩川べりの大田区田園調布4丁目宝来山古墳で、バードウォッチングしていた男性から「鷹がいますよ」と教えられました  日本で一番小さな鷹で「つみ」というのだそうで、漢字では「雀鷹」とか「鷂鷹」とか書くようです
 多摩川下流域は昭和30年代前半から歩いていますが、本物の鷹がいるなんて初めてです 高い木の上だし、慌てて撮ったので映りは悪いがともかく本当の野生の鷹を撮った最初の写真です

 その後毎年同じ時期に宝来山に行って気を付けて見ていましたが、残念ながら再会を果たせませんでした
 ところが、平成25年3月、今度は近くの民家でずっと間近に観察・撮影出来ました
図鑑で調べたところによると、雀鷹は体高27〜30cm、体長51〜63cmということで、大きな烏の半分強、キジバトより一回り大きいという程度で、体は小さいが嘴は鋭く湾曲し、眼光も獰猛なれっきとした猛禽です

   

 上右の写真を良く見ると判る様に足の下に、しっかりと何かの雛鳥を掴んで押さえています
かなり大きいので、多分キジバトの雛ではないかと思います
下3枚はこれをムシャムシャ食べている写真です

 
   

 すっかり食べ終わったら、骨とカスを下に落とし、満足した表情で、しばし休憩、やがて悠々と飛んで行きました こんな光景は初めて見ました

   

パートU 平成31年正月再来

  その6年後の正月、部分日食の見られた翌日の1月7日にまた近くの民家に今度はメスが飛来しました、日食の写真と一緒に載せます

   
   

パートV 令和3年3月再来

 さらに2年後の令和3年3月、パートTと同じ民家の松の木で雌が多分鼠ではないかと思われる獲物を引っ提げて現れ、何と4時間もかけて食べているのを撮りました。中下段でかなりボリュームのある獲物だと見えますが、獲物をアップに撮った下段右でどうやら鼠らしい(目と口らしきのが見える)と判ります

   
   
   

 パートW令和4年暮れ

 令和4年の年末にまた雌の成鳥がやって来ました、今度は高い木ではなく低い梅の古木の横に伸びた枝の端で獲物の小鳥を食べた後、パートUの柿の木へ移りましたが獲物はしっかり掴んだままです(下の写真の中下段)

   
   
   

パートX 令和5年春のお彼岸

 3か月も経たぬ内、令和5年の春分の日に今度は雄の仔鳥が梅の木にやって来ました、なりは小さくても流石猛禽、自分の体の半分位あろうかという鳥を食べていました(下段右が良く見えます)

   
   

パートY 南成瀬城山公園の雀鷹

 北は礼文利尻から南は石垣島までバードウォッチングに出かけ、撮った鳥の種類200種以上と誇っている友人から、平成29年7月「町田の城山公園」に雀鷹の親子がいるという情報と共に写真が送られてきました。地図で調べたら、なんとこのホームページにハイキングコースを載せている恩田川沿いであることが判ったので、早速勝手知ったる東急田園都市線田奈から恩田川を遡って探検したところ、(10人余りのウォッチャーも含め)イマシタ! 先ず比較的よく撮れたのをアップします

 

 下左の恩田川案内地図に場所をピンクの*マークで示し、右に公園の入口からウォッチャー達を撮った写真を並べます。JR横浜線成瀬駅から恩田川方向に向かったすぐのところで川を見下ろす、左のマップにも載っていない住宅地の中の小さな公園です

   

 こちらは鳥は素人なので中々うまく撮れません、またどれが親でどれが子供かも自信がありませんが、下4枚の上段が子供、下段が親でしょうか

   
   

 下に4枚場所のイメージを出す写真並べます、上段が成瀬城の解説ですが沿革は結局良くは判らない様です、下段が恩田川、左が都橋の下流から東急子供の国線を振りかえる辺り、右が小田急線の上流町田市の日向台、恩田川の一般河川としての上流端です。ここをさらにもう少し遡ると薬師池公園です

   
   

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