京都一周トレイル
平成15年10月末「とうとう京都一周トレイル3コース60km余を踏破しました」とこのページに書きました
しかし、東南の伏見稲荷から反時計回りに廻って、西北が清滝で終わっていては「京都一周」としては未完だと、当時から感じていました。このたび清滝から苔寺谷・上桂までの西山コース(10km)が追加され一応形が整いました
上の写真はケーブル比叡駅すぐ南の「東山74番」(東山コース最終)からの京都市内です このすぐ北に東山コースと北山コースの分岐があります
京都一周トレイルは、京都市、観光協会などが選定したハイキングコースで、現在、東山、北山(東部)、北山(西部)、西山の4コースが選定され、観光協会が一枚500円(西山コースは300円)でコース毎の地図を販売しています。上の写真にあるような通し番号入りのガイドポストが整備されているので大体迷わず(所々紛らわしい場所がありましたが)に歩けます。環境省選定の東海自然歩道と随所で重なりますが、それよりコンパクトに歩けます。
東山コースは、京阪稲荷駅からケーブル比叡駅まで全長24.6km、最高高低差664m。
公定ルートは東山1番稲荷奥社から、稲荷山四つ辻、泉涌寺、剣神社、阿弥陀が峰分岐を経て国道1号をくぐり、清閑寺、清水山、東山山頂公園と縦走した後粟田口に下り、蹴上から七福思案処経由で大文字山山頂、大文字山火床を通って銀閣寺に下り、北白川仕伏町から石鳥居を経て比叡山に登る。ケーブル比叡駅が終点東山74番で同時に北山コースのスタート北山1番になる。
北山東部コースは、北山1番ケーブル比叡駅から46番鞍馬街道二ノ瀬まで全長17.9km、最高高低差619m。
比叡山頂をまいて東塔との分岐を西塔方面にとり、釈迦堂から峰道を辿る。玉体杉過ぎたところで横川方面と分かれ、横高山、水井山と縦走して、仰木峠から林の中の急坂を下って大原戸寺町、大原の里を横切って、江文峠を越えて静原を抜け、薬王坂を登って、鞍馬に下りる。叡電鞍馬駅前から車道を二ノ瀬まで。
北山西部コースは、46番鞍馬街道二ノ瀬から北山94番清滝金鈴橋までの全長19.8km(松茸収穫期間中は迂回するので約23km)、最高高低差370m。
鞍馬街道二ノ瀬から夜泣峠まで一気に登り、雲ヶ畑街道大岩、盗人谷、小峠を越えて氷室から城山下峠、北山68番京見峠登り口から北山76番上ノ水峠(松茸収穫期間中は、この間を源光庵近くの千束経由と大きく迂回させられる)へ、沢ノ池の東、南岸を通ってから福ヶ谷林道経由高雄白雲橋、槙尾西明寺、高雄神護寺の門前を通って、清滝川沿いに清滝へ、北山94番清滝金鈴橋で全コースの終点。
最新の西山コースは94番清滝金鈴橋から清滝川沿いに落合、六丁峠、鳥居本、嵯峨野経由渡月橋、阪急嵐山から松尾山に登り、松尾山山頂を越えて、苔寺谷から西芳寺に下りる(10.7km、最大高低差240m)