崩落仮復旧後の岩殿山と猿橋

 

 平成29年8月7日の台風5号による大規模な土砂崩落に被災し、一時入山が規制されていた大月の富嶽12景第8番岩殿山へ久し振りに行って来ました。桂川対岸から見上げる下の写真左で赤丸で囲った箇所にまだ崩落の爪痕が生々しく残っているのが、平成23年に行った時のやや左方向からの遠景(写真右)との比較でもよくわかりますが、それでも丸山公園までの迂回路が完成し、ところどころ通行禁止があるもののともかく登れる様になっていました

   

 下4枚が大月駅から桂川を渡り、国道139号から左へ登る登山口からふれあいの館のある丸山公園までの景色ですが、下段の看板のところからは富士山の見える表の道が通行止めで、新たに開かれた迂回路で丸山公園に登ります。この日も富士山の南側に雲がかかっているのと、登るにつれて時間の経過で段々逆光になってくるのがこの方角の難点です

   
   

 丸山公園から頂上までの道は復旧されています。下4枚、上段がふれあいの館から見上げる岩壁で、ルートはこれを左から巻く形で下段左の揚城戸跡、右の番所跡を過ぎて行きます

   
   

 頂上近く左に稚児落し方面への道(このHPの前ページ)を見送り、右へ登って行くと、間もなく平成11年まで名物のハングオーバーの巨岩があったが、危険になって落とされた跡(下上段左にその解説板)を過ぎ、頂上に出ます(上段右)、本当の山頂はここから一旦平たい広場を通った先の本丸燈火台跡ですが、眺望はここが一番で事実上の頂上です

   
   

 下6枚各方角の眺望並べます上段左が燈火台の奥に見える扇山、同右が桂川下流猿橋方面、中段左が対岸の山並み、同右が登ってきた方角の見下ろし、下段がポスターにある櫻を額縁にした富士山のアングルです(櫻をご想像下さい)

   
   
   

 下3枚一応本丸に敬意を表して並べます

     

 ところで当岩殿山は大月富嶽12景の第8番ということですが、ご参考までに12全部の名前をご紹介します(カッコ内最寄駅)このうち赤字表示の1番、6番、7番、8番、10番、11番が当HP掲載済み

    1番 雁ヶ腹摺り山(1874メートル)(大月)

2番 牛奥ノ雁ケ腹摺山(1995メートル)(笹子)

3番 大蔵高山(1781メートル)(笹子)

4番 滝子山(1590.3メートル)(笹子)

5番 奈良倉山(1348.9メートル)(大月)

6番 扇山(1138メートル)(鳥沢)

   7番 百歳山(1003.4メートル)(猿橋)

8番 岩殿山(634メートル)(大月)

9番 高畑山(981.9メートル)(鳥沢)

10番 九鬼山(970.0メートル)(禾生)

11番 高川山(975.7メートル)(初狩)

12番 本社ケ丸(1630.8メートル)(笹子) 

 帰途また立ち寄った猿橋の奇橋を並べます、岩国の錦帯橋、富山県宇奈月町(現黒部市)愛本の刎橋と並ぶ日本3大奇橋で、下4枚上段左が下から、同右が手前の新橋から、下段が橋のたもとの広場です

   
   

 今回は上の写真上段右の橋の下にちょっと見えている古い橋の展望台まで崖を降りて見ました

   
 

   前のページへ戻る

  31年の新着写真へ戻るリンク