三浦の山々、台風の爪痕

 令和元年秋の関東地方は9月8日の台風15号、10月12日の19号、25日の21号と3つの台風に襲われ各地で大きな被害が出ました。被災された方々へ心からお見舞い申し上げ、一刻も早い復興をお祈りいたします
 甚大な被害に見舞われた千葉、長野、宮城などの陰に隠れて余り報道されませんでしたが、三浦半島も特に15号の暴風により山岳部中心にかなりの被害が出た模様で、直後は殆どのハイキングコースが立入禁止になっていました。 11月に入りそろそろ仮復旧が進んだと思われたので、思い立って追浜から鷹取山、神武寺、東逗子、二子山(上ノ山)、南郷上ノ山公園、大山尾根から戸根山(仙元山ハイキングコース)、葉山小学校バス停と三浦半島横断を通しで歩いてみました。ボランティアの方々の応急復旧のお蔭と見えて、一応通行できるようにはなっていましたが、やはりあちこち倒木があるほか、路もかなり荒れていて、通行注意や入山自粛の看板があり、所要時間も普段より1割程度余計にかかりました。

 まず、下6枚は鷹取山です、摩崖仏までは路が荒れているという程度でしたが、その先は倒木があり、上からの道には通行注意の張り紙の付いたポールで道が塞がれていました(中段左)、中段右の遠くに見えるふたつ並んだ山が二子山で、これから次に向かいます、下段左富士山が頭だけ見えました、同右は鎖場を過ぎて神武寺へ下りる途中で、崖が抉れて木が宙に浮く感じになっています

   
   
   

 神武寺を通って、東逗子駅へ下り、バス道を横切って沼間小学校を左へ巻くように二子山ハイキングコースの道標に従って登山口へ進みます、下10枚が二子山までの道です。最上段左に入山自粛の看板がありました。行けるところまで行って見ようと入ります、15分も経たないうちに上段右、何とか通りぬけます。第2,3段左右、第4段左の様な一応通れるように手当してあるところを過ぎて、入口から丁度30分、ハーフウェイのところで第4段右、崖下の道が完全にふさがれていて遂にギブアップかと思ったら、後ろからジョギングしてきた、このコース初めて出会う人が、追い抜いて普段パスする見晴台への道に入っていったので、後をついて行ったら通行不能箇所を巻いて先へ出られました。最下段右、倒木を切って通れる様にしているのですがその切り口がまだ真新しいのがよくわかります

   
   
   
   
   

 通常より10分余り余計にかかって漸く山頂です、疲労度はそれ以上でした。下4枚の上段は証拠写真で山頂展望台、下段はその後南郷上ノ山公園へ下りる林道の右手谷側ですが、左はまさに「生木を裂く」凄まじさです

   
   

 南郷上ノ山公園を素通りして逗葉新道のバス道へ、暫く歩いてから左手の住宅と畑の間の細い道へ入り、森戸川が大きく曲がっているところの大山橋を渡ってすぐ右へ入り、仙元山ハイキングコースへの裏道へ入ります。一応大山尾根というらしいのですが、ここは路そのものが小枝や落葉でひどく荒れていて歩くのに苦労し、やはりいつもの2割増し位かかりました(下6枚上段左右、中段左)。中段右が仙元山ハイキングコース最高峰の戸根山山頂証拠写真です。ここから東西どちらへも行けるのですが、この日は東から南へ実教寺から葉山小学校方面にしました。このハイキングコースのメインルートの道は荒れてませんでしたが、両端の木でやはり台風の猛威が判ります(下段左右)

   
   
   

 最後にさらに南の三浦富士から武山へ歩く道の台風15号の10日位後の様子を載せておきます、この辺は葉山周辺に比べるとまだ被害軽微だった様です

   
   
   

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