八王子城跡・富士見台ハイキング

 八王子城は小田原北条3代氏康の3男氏照が城主として築いた日本100名城の一つに数えられる名城でしたが、小田原滅亡に際し、城主氏照以下が小田原に籠城していていたため、上杉景勝、前田利家に攻められあっけなく落城したともいわれる悲劇の城です、この城が落ちたため小田原も落城という程重要な城だったようです
 この数年、八王子市が見違えるように修復しています、先ず下のマップをご覧下さい

 

 JR高尾駅からバスで4駅(歩いても行けます)、「霊園入口・八王子城跡」のバス停を左に入ります
ガイダンス施設・駐車場に行く手前に、右に入って氏照の墓(下の写真上段)に登る道があります
 お墓にお参りしたら元の道に戻って、展示館の前を過ぎ、下段左の管理棟に出ます、ここを右に曲がって八王子城山山頂の本丸跡へ登るのですが、その前に少し寄り道して、居住区跡を見学します、下段右が御主殿の滝です

   
   

 下4枚上段左が御主殿(平時のお城の中心)遺跡、右が大手門、下段左が平成28年2月末まで架け替え中で取り外されていた曳橋の足場、右が虎口(こぐち)です

   
   

 曳橋架け替え後早く行きたかったのですが機会なく、やっと平成28年6月末に訪ねました、以下はその時の大手門から城山川右岸の、古道経由新装なった曳橋の写真です、川の反対側には三光鳥がいるとやらでバードウォッチャーが群れていました

   
 
   
   

 下2枚の写真、元の管理事務所前に戻り本丸のある城山(460m)へ登ります、コースターム40分となっていますが、ここは筆者なら30分以下です

   

 下4枚上段左が新道と旧道の分岐、右が新道で通る金子曲輪、中段左が再び新道と旧道が合流する棚門跡、右が高丸です、この辺りが8合目で、間もなく眺望が開けます(最下段のパノラマ)
 
   
 

 下4枚上段が山頂直下の八王子神社、下段が山頂の本丸です

   
   

 山頂近くにある曲輪は神社の左に松木曲輪(上段左右)、右上に小宮曲輪(下段右)です、
 松木曲輪から神社方向へ戻る途中を左に、山頂を巻く様にして富士見台(標高556m)、さらには景信山、陣馬山方面に向かいます(下段左の道標を左へ))

   
   

 富士見台経由景信山方面のマップを下にアップで載せます、景信までは5,6時間かかるということで、計画しないと行けません、下のマップの茶色の領域に沿うように富士見台から右下に下り、中央道と圏央道が交差する八王子JCTを回り込んで、小仏関跡(串木野バス停)に向かいますが、先ずはその前に詰城(旧天守閣跡)まで、アップダウンを繰り返しながら登ります、唯の城址散歩と舐めると大変で、一応まともなハイキングです(マップの下6枚)

 
   
   
   

 本丸下の分岐から富士見台までコースタイム50分となっていますが、通常8掛の筆者でもほぼ丸々掛かり、やっと富士見台に辿り着きました(下4枚)、本丸との標高差は約100mですがアップダウンを繰り返すので、累積ではその倍ある感じです、残念ながら2回とも富士は見えませんでした(下段右)、上段左の道標にありますが、ここから北へ景信山・陣馬山へと抜るハイキングコースがあります、6時間とありますのでちょっと躊躇いますが、8掛けでいいでしょう

   
   

 富士見台から下山路は、西に稜線を辿り、尾根の端で串木野バス停に直接下りるコースと荒井バス停に下りるコースとに分かれます(下の写真の左方向が串木野、右方向が荒井)

 

 右方向荒井に向かうと、しばらくすると八王子JCTが色々な角度から見えてきます(下の写真上段左)、側道を縫うように歩いて上段右の階段からやっと普通の道です、荒井バス停に出て、旧甲州街道(都道516号線)を高尾駅方面に向かいます、途中串木野宿跡(下段左)と小仏関跡(下段右)を過ぎ、高尾駅までは約2kmです

   
   

 6月に行った時は左方向の直接串木野へ下りる道を探って見ました(下2枚)、結構アップダウンがあり、初めてだと道を間違えたかと不安になる程で、楽な近道という感じではありません、バスを使う気なら荒井の方が断然楽ですが、筆者の様にはじめから高尾駅まで全部歩く覚悟ならこちらが楽しいでしょう

   

 八王子城そのものは簡単な名所ですが、結構バリエーエーションが楽しめるハイキングの穴場でもあります

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