多摩丘陵自然公園ハイキング
京王線平山城址公園駅から、平家物語でお馴染みの鎌倉武将平山季重公の遺跡を訪ねつつ平山城址公園へ登り、公園を大体くまなく見て回った後、西側の長沼公園の平山口から長沼口まで4分の3周して長沼駅で上がるコースをご紹介します。先ず下に平山城址公園のパンフレットを載せます
平山城址公園駅前の平山季重公の石碑(下6枚の写真上段左)を見てから真っ直ぐ南下して北野街道を横切り、案内標識に従って細い道を登っていくと季重公の菩提寺宗印寺です。上段右が右下からの全景、中段左が山門、同右が本堂で、下段が本堂右手にある日奉地蔵堂(日野七福神の布袋尊)と東屋、寺宝の解説板です
本堂右手から裏に回ると壽福閣という鳥居があります(下6枚の写真上段左)。その手前右手が平山天神(同右)、最初の鳥居を潜って階段を上って行くと左に佐源堂(中、下段左)、右にこの神社の縁起の石碑(中段右)がありますが、平山満福皇神宮と申し上げて天照大神のご夫君をお祀りしているそうです。下段右がそのお社です。ここは全部青い鳥居です
お寺を出て路地を左へ進んで行くと下4枚上段左の案内版のある曲り角へ出ます、ここを左折して案内に従って苔むした舗装道をうねうね登っていくと、右へ入る山道に平山城址公園との標識があるのでこれに入ると登り切ったところに季重神社がありました(同右と下段左右)。前回来た時どうしても見つからなかったのをやっと見つけました。下段右のアップ欄間の中央に「平山季重」と書いてあります
そのすぐ先の公園の北中央口から入り(下4枚上段左)、さくらの道を下って行くと上段右の猿渡の池です。その横の草広場を横切って登って行き、京王研修センターを左に見ながらヤマツツジの道を進み下段左の中央広場口を過ぎ、その先、展望デッキとある標識に従って急階段(下段右)を登ります
階段を登り切ってから一旦下り、また上ると展望デッキ(下6枚の写真上段左)に出ます。奥多摩の山々がきれいにパノラマで見え、さらにその奥の雪を被った山がところどころ顔を見せています。上段右の案内板で山の名前がよく判りますが、ここでも大岳山が存在感(中段右のアップの中程。左端は三頭山)を誇っています。左手に富士山がうっすら見えていましたが写真には残念ながら殆ど写りません(中段左)、右端は秩父方面で大神山と武甲山の尖った頭が見えます(下段右)
展望台の反対側を下り、森の湿地(下3段の写真上段左)を通ってどん詰まりの「終わりと始まりの広場」(上段右)まで行ってから、別ルートでまた展望台へ登り、途中多少ルートを変えながら元の猿渡の池に戻って、左手の六国の道を登ります。登り切ったところがこの公園の最高点だという六国台(中段左右)、下段のパノラマが楽しめます、先程の展望テラスより東を向いています
六国台から外周道路(野猿の尾根道)に降りたところに案内マップがあります(下の2段の写真上段左)。20年以上前に来た時にはこの地図でいうと右端中央から右(西)へ尾根伝いに長沼公園へ出たのですが、今はこの地図でも現場も通行止めになっていました。後でネットで調べたら地主さんが通してくれないのだそうです。地図に従って一旦下へ降りて、団地の間を迷い迷い抜けて再び登り、上段右の長沼公園平山口です。ここにも「現在尾根伝いに通り抜けられません」との看板がありました
写真の階段を登り切ったところが長沼公園の南側の外周(やはり野猿の尾根道です)。下段に長沼公園のパンフレットを載せておきます
上のパンフレットの地図右下隅の平山口から野猿の尾根道を左へ公園を時計回りに回る感じで、下6段の写真の順に進みます。上2段が展望園地、第3段が頂上園地、第4~6段が鶉や雀の焼き鳥が楽しめる鎌田鳥山です(昔この辺りは天皇家の鎌田猟場だった由)。第5段右の「峠の小さな美術館」はネットで見るとカフェもあるようです。20年以上前に来た時にはここで焼き鳥を楽しんでから最下段左の「お客さまおり口」で野猿街道へと下りましたが、今回はなお直進5分位、野猿峠口へと向かいます
斜面左手に沿って下ると絹ヶ丘口(下6枚の上段左右)、なおも公園西端の道(中段右)を下って(写真は下から)下段左右の芝生広場の上に出ます
右方向に芝生広場斜面を下り、下6枚の写真上段左の木橋を渡って林の中に入り、同右の木段を下ってから中段左のような道を進むと殿ヶ谷戸口(中段右)、一般道を右に進んで神社の前を回り込むと右手に長沼口(下段左)、ここを確認して戻り、小川を渡ると長沼駅前の交差点です(下段右)、野猿峠口から25分弱でしょう
長沼公園は36ha、平山城址公園は12haと広大な自然が残り、標高は200mに達しませんが奥多摩方面の展望は素晴らしく、鎌田鳥山もあり、鉄道の駅から歩ける住宅地の隣にこんないいハイキングコースがあったのだと再認識しました、体力と時間に応じていかようにもコース設定出来るのが有難いです