青葉の相模川散策路上流部(小倉橋から高田橋)

 
 

 令和5年5月の連休、相模川の大凧祭りとその下見で相模川散策路を歩いたところ、すっかり嵌ってしまい、全行程歩くことにしました。スタートはJR橋本駅から三ヶ木行きのバスで久保沢下車、ここから津久井湖下流、小倉橋まで下って川沿いの遊歩道に入り、寄り道除きで7km、田名の高田橋(コロナ前までは5月に川を跨いだ壮大な鯉幟りが掛けられ、本サイトにも掲載)までを踏破したのをご紹介します
 表紙のパノラマ上が、相模川で唯一手付かずの自然が残っていると言われる秘境、神澤河原、下が歩き出して間もなく小倉橋下流諏訪森下橋までの間からの右岸風景です
 先ず下8枚にその間の写真を並べます。最上段左が散策路に入ってすぐのリニア新幹線の架橋工事現場を過ぎ、景色がきれいになってから振り返る小倉橋(手前が旧橋、後ろの高いのが新小倉橋)、同右と第2段左が対岸小倉山の眺め、第2段右が諏訪森下橋と中州相模川清流の里、第3段が諏訪森下橋からの風景で左が上流側、右が下流、最下段左が中州から振り返る、同右が戻って左岸を進みながら振り返る景色です

   
   
   
   

 川沿いに暫く下って上大島キャンプ場、相模川自然の村公園に入ります。下6枚上段左右が鮎料理屋、中段が公園内とキャンプ場、下段が古民家園、江戸時代中期に建造された上鶴間の旧青柳寺庫裏を移築したものです

   
   
   

 大嶋坂を登って裏の河岸段丘へ出られますが。下4枚が公園から登るパノラマ散策路で、相模川の眺めが綺麗です

   
   

 パノラマ散策路上の展望台から反対側の車道へ抜けます、散策路のこの辺りは大分前に良く歩いた横浜水道道の一部ですが、昔河岸段丘の水を生活用水として汲んだ「ヤツボ」と呼ばれる水場があります。東京の国分寺崖線のハケと同様です。下4段最上段がパノラマ散策路を出たところの老人ホーム渓松園から数分の大島中ノ郷のヤツボ、第2段がそれから10分程進んだところの大島水場のヤツボで、ここが一番きれいに残っており、弁天様(蛇の姿)をお祀りしたお堂もあります、第3段左)、さらに10分程で第3段右の神澤坂の標識、ここで、鋭角に右へ下る寄り道をします。2,3分で神澤不動尊(最下段左)、神澤の滝(同右)です。ここまでは簡単ですが、その先は探検です

   
   
   
   

 下8枚が主目的の神澤河原、探検には予想外の時間と相当の覚悟が要りますが、行く価値はあると思います
 最上段左の崖がすぐ上右の滝のある崖ですが、その先のグランドを横切り(最上段の写真で手前方向に)、灌木帯の中のゴロゴロ道を進んでいくと、やがて本当の石ゴロゴロの河原へ出ます(最上段右)。暫くは水面は見えません。我慢して河原の石の上を歩いていくと漸く水面が見えてきました(第2段)。ここから下3段秘境のムードをゆっくりお楽しみ下さい。元のグランドに戻るまでに30分は見ておいた方がよいでしょう

   
   
   
   

 下2枚は初めて探検に来た時に迷い込んだ下流方面です、結局行き止まりになり引き返したのですが心細かったです。戻る途中で出会った車の人に聞いたところでは左右とも川の一部ではなくて河原の池で湧き水だそうです。

   

 来た道を神澤坂のところまで戻り、河岸段丘上の道を数分進むと古清水上組のヤツボです(下6枚上段左右)がここはきれいではありません。その先退屈な道を20分弱歩いてから右へ山王坂(中段左)を下ると左が宗祐寺の墓地で、下りきって道なりに左へ曲がるとやっと川岸に出ます(同右)。右に小沢頭首という堰(下段左右)を見ながら進み高田橋です

   
   
   

 下4枚が小倉橋周辺です、こんな不便なところに上段左の様な高層マンションが建っているのに驚きました

   
   

 高田橋からは田名バスターミナルまで急いで歩いて20分、JR上溝駅まで小1時間で、スタートの久保沢バス停からの総所要時間は昼食休憩込みで田名BTまで4時間と言うところでしょう。なお相模原市の公式HPにコース案内が載っています。相模川散策路マップへのリンク でご参照下さい

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