相模湖石老山ハイキング

 

 石老山は相模湖南岸に聳える標高702mの山で、巨岩奇岩で知られ、手頃なハイキングコースとして人気があります 先日テレビでも報道されました

 先ずはじめにJR相模湖駅から湖畔の相模湖公園を散策します、下4枚の写真右側が西側(上流)、左が東側(下流)方面です、3月下旬の平日に来た時にはまだ寒いので人出はまばら、食堂も大部分閉まっていましたが、女子大生がナックル4のボートの訓練をしていました。この寒いのに中国人の団体がいたのには驚きました、こんなところまで来るのですね

   
   

 湖に沿うように東に歩き右に曲がって相模湖大橋を渡ります(下の写真上段)、渡ったところで道なりに右へ、雪国の雪崩除けのトンネルの様な嵐山橋を歩いて行きます、中段が橋の上からで左が下流の堰堤(相模湖ダム)、右が上流方面、下段がその先から振り返る風景、下段右は相模湖駅、中央高速方向です

   
   
   

 1時間位でプレジャーフォレスト(昔のピクニックランド)の門前を通過して、石老山入口のバス停(下10枚の写真上段左)、バスなら10分程度です、ここで右に入り道なりに相模湖病院方向に向かいます、8日後4月になって登りに行った時は生憎どんよりとして雨もぱらつく悪天候でしたが、櫻が見頃でした(同上段右)
 病院の裏から登山道に入り(第2段左)、間もなく奇岩・巨岩がお出迎えです、第2段右に解説版の写真を入れておきます、第3段から下が色々な岩、第3段右が瀧不動、第4段左が屏風岩、同右が仁王岩、最下段左が文殊岩、同右がこの先顕鏡寺の由緒の伝説にもある駒立岩(馬の蹄の様な跡がついています)です

   
   
   
   
   

 バス停から30分強で顕鏡寺に着きます、平安の昔、朝廷高家の宮人三條貴丞卿の若君武庫郎と八條殿の姫君が都から落ち延びてきて、この地に住んだ(その折の馬の蹄の跡が残ったのが先程の駒立岩)。二人の間に生まれた子岩若丸と両親が別れ別れになる時に後日の証しのために鏡を割って半分ずつ持っていたところ、後年再会が叶い、岩若丸は僧侶となってこの寺を開き、源海上人と呼ばれたそうです

 下の写真、上段左が門前の蛇木杉(根が蛇のようにうねっています)、同右がお寺、下段左が門前左手から山頂目指して登る口(大きな公孫樹と椿の木があります)、同右が同上人が住んだといわれ、虚空蔵菩薩をお祀りしているという岩窟です

   
   

 さらに山頂目指して1時間余り登る途中も、さらに迫力ある奇岩・巨岩のオンパレードです、下8枚の写真、上段左が蓮華岩、同右が大天狗岩、第2段左が鏡岩、同右が小天狗岩、第3段左が吉野岩、同右が試岩、最下段左がこの山最大の擁護岩、同右が一番上の岩で、ここに登ると八方が見渡せるという八方岩ですが、生憎この日は全く眺望がききませんでした

   
   
   
   

 八方岩を過ぎるとほどなく山頂(下4枚の上段)、天気が良ければ丹沢のパノラマと時には富士山も見えるそうですが、この日は時々霧の晴れ間に山らしいのが見える程度でした

   
   

 山頂からは冒頭のマップにある通り、大天神展望台(上の写真下段右)までアップダウンの結構きつい尾根道を約1時間辿った後、滑り易い急斜面を一気に下って箕石橋に出ます、林道を通ってプレジャーフォレスト前のバス停で上がりです、上の写真の下段左が展望台から今日漸く見えた下界相模湖の眺望です
 眺望は効きませんでしたが、靄がかかっている中での苔むした奇岩巨岩の参道はなかなか神秘的幻想的で、良いハイキングでした

 プレジャーフォレスト前のバス停から相模湖駅に戻らず、反対側の三ケ木に向かい、寸沢嵐という停留所(下の写真上段左)で降りるとかたくりの里があります、少し早かったが多少咲いていました(下段3枚)。さらに進むと我々の世代ではラジオの「三太物語」で懐かしい道志川を渡り(写真上段右)、間もなく三ケ木で津久井湖です、3月はここまで歩きました。三ケ木からは橋本行きのバスが沢山出ていますが、プレジャーフォレストから一日に2本、15時と16時に橋本駅行きの急行バス(三ケ木までノンストップ)があります

   
     

 ハイキングの日はこのバスで津久井湖の観光センター前で降りてお花見しましたが、その写真は本サイトの津久井湖・峰の薬師のページに入れてありますのでついでにクリックしてご覧下さい

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